2013年03月01日

はじめまして!の御挨拶です 

はじめまして!

cat-of-many-tales と申します。

来て下さってありがとう。

このブログは読書をこよなく愛する 活 字 中 毒 者 が、

同じように 本を読むのが大好きなあなたに

読書に関する事や好きな本の事をお話しする

ために開設しました。


さて、毎日お話しする本のことですが・・・

現在進行中で読んでいる本のことでも良いのですが

それよりも、こんな方法はどうかしら?


「 今 日 は 何 の 日 ? 」 って御存知かもしれませんね。

例えば2月22日は「 猫 の 日 」 、2月28日は 「 ビ ス ケ ッ ト の 日 」

また毎月22日は「 夫 婦 の 日 」ですから、結婚生活をテーマにしたものとか・・

ほとんど毎日、何かの日に制定されています。


なので、それを生かして


「 今 日 は 何 の 日 ? 」の 日付に合わせて、

それにちなんだ 本のことを お話していこうと考えました。



日本の小説・海外の小説、それに 映画も・・・漫画も入るかな?

3月1日の日付からスタートして、まずは1年間は頑張ってみようかと。

続けられたら2年目も、ね。


そうして、一千一夜続けられたら・・・


その日は、SF作家の星新一のように、

アラビアンナイトの語り手・シェヘラザートに 捧げようかしら?

さあ、ご挨拶はこれくらいにしましょう。

それでは、またね。

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posted by cat-of-many-tales at 12:02| Comment(0) | 自己紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「 芥川龍之介 生誕祭 」に読む『 六 の 宮 の 姫 君 』 by 芥川 龍之介


こんにちは、わざわざ来て下さってありがとう。


3月1日は、芥川龍之介(1892〜1927)の生誕祭。

↓ グーグルの検索窓にもイラスト入りで載っていましたよね ↓

芥川3月1日.jpg

あのイラストは『 羅 生 門 』を表わしていたのかな?


余りにも有名で、作品そのものを読んだことが無くとも、

日本中、殆どの人が名前を知っている大作家…ではありますが

私があなたにお話したいのは・・・


はい、今日の読書は 『 六 の 宮 の 姫 君 』


芥川お得意の王朝もの。

短編小説ですから 粗筋は ほんの数行で言えてしまいます。


高貴な身分の姫君が、両親の死後、庇護者の男性にも恵まれず

落ちぶれて、最後には 都の朱雀門で 野垂れ死にしてしまいました




乱暴にまとめてしまうと上の2行になってしまうんですが・・・



姫君には、両親の死後に通ってくる男性がいましたが、彼は遠い東国に

赴任が決まり、ひとりぼっちで残されてしまいます。


5年の任期が終われば必ず帰って来ると言い残したものの、

実際男が都に戻ってきたのは9年目の秋・・・

朱雀門で再会したのは、姫君が死ぬ間際のことでした。


そうして姫君の死後、朱雀門では夜毎に女の泣き声が・・・


この作品には『 今 昔 物 語 』という原典があります。

しかし、芥川はこの原典に 彼 独 自 の 視 点 を付け加えました。


最後を看取った偉 いお坊様の口を借りて こう批判しているのです。


「あ れ は 極 楽 も 地 獄 も 知 ら ぬ、腑 甲 斐 無 い 女 の 魂 でござる。

 御 仏 を 念 じ て お や り な さ れ」




えっ?

不甲斐無いって・・・そんな・・・?

私が初めて『六の宮〜』を読んだのは16歳のときでしたが、

この最後の部分が どうしても納得できませんでした。


原典通りならば、これは「 哀れな姫君のお話 」で

よくあるパターンですが、なぜ悲劇のヒロインを

「不甲斐無い女で御座る」と批判するのでしょうか?



賢明なあなたならば既にお気づきかもしれませんが

私にはどうしても分かりませんでした。


けれども、若い頃にはどうしても理解できない事でも

年を重ねる毎にストーンと分かる・腑に落ちる事ってあります。


自分自身の事を振り返ってみると・・・

両親も既に亡くなり、友人・知人の中にも他界する人が出てきました。

私、そういう年齢になったんですよ (認めたくは無いけどw)


そう、いわば人生の折り返し地点に来たな、と感じます。

それとも黄昏どきかしら?


そうして改めて自分を見つめ直してみたら

自分がこれまで何となく流されて、今日まで来て

しまったような気がしてなりませんでした。

別に犯罪を犯したわけではありません。

平凡な小市民として、一応はマジメに生きてはきたけれど

自分自身が何かを成し遂げたことが有ったのかなぁ〜と。



これまで、想 い ば か り は 幾 重 に も 重 ね て 来 た け れ ど も…ね。

積 極 的 に 自 ら 何 か を 始 め た こ とって…あったけ?




苦しんでもいい、失敗しても良い、思いっきり

何かに真剣にぶつかっていった事はあったかしら?


いやいやいや、何もしなかったような・・・


そう、『 六の宮の姫君 』のようにね。


彼女は、ただただ成り行きまかせで流されて行っただけ

愛してくれた男性に対しても彼女からは愛さない。

死ぬ間際になってさえも、自ら経を詠んで

成仏する努力すらしない。ただ泣くばかりで・・・


「極 楽 も 地 獄 も 知 ら ぬ、腑 甲 斐 無 い 女 の 魂 でござる。」


もちろん、あなたも私も 平安朝の姫君ではありません。

けれども、何かを成す事もなく「 極楽も 地獄も 知らぬ 」ままに

このままで良いのかしら?とふと迷うこともあるのです。


このまま何もせずに日を過ごしていたら、私も

『 六の宮の姫君 』と同じことになりそう・・・


「 極 楽 も 地 獄 も 知 ら ぬ、腑 甲 斐 無 い 女 の 魂 で ご ざ る。」



あなたもそう思うことがあるかしら?


そんな気持ちが、このブログを始めさせたのかな?

だって、今の自分に出来ることは何も無いし、

これまでにしてきた事は・・・ 読 書 ぐらい?


そうして、このクラウドの海の中で、「あなた」を見つけた・・・

同じように読書が大好きなあなたを、ね。


一日一冊、これまでに読んだ本の事を あなたに語りかけながら、

一緒にいろんな事を考えてみたかったからかもしれません。


おやおや・・・

随分と長い長い文章になってしまいました。

ここまで読んでくださってありがとう。

今日はこれでお終いにします。

また、明日ね。

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posted by cat-of-many-tales at 00:00| Comment(0) | 日本の小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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