2013年03月05日

「ミスコン」の日に読む 『 美人とは何か?---美意識過剰スパイラル 』 


こんにちは、また来て下さってありがとう。

3月5日は「ミスコン」の日。


日本で最初の美人コンテストの結果発表があった日です。

ちなみに明治41年、ね。


ミス・コンテスト略してミスコン。

あなたも御存知のように、ミスコン出身で女優さんになり、今でも芸能界で活躍されている方もいっぱい・・

萬田久子さんはミス・ユニバースの日本代表だし、藤原紀香さんはミス日本グランプリ受賞者でした。


さて、その「ミスコン」の是非はともかくとして

ミスコンとは、ズバリ一番「美人」を決めるコンテストのことだよね。


「 鏡よ、鏡。この世で一番美しいのは誰? 」


さて、ここであなたに質問してもいいかしら?

美人、美人というけれども、ズバリどんな顔が美人なのかしら?


うーん、答えにくいよね、その人の好みもあれば時代にもよるので。

日本では定説になっている世界の三大美人は クレオパトラ・楊貴妃・小野小町

彼女達は「絶世の美女!」というポジションを得ています。


クレオパトラや楊貴妃は、当時の最高権力者(シーザー&玄宗皇帝)の心を虜にしたのだから

美人には違いないだろうし、小野小町は平安朝以来の美人代名詞になっている。

いまでも美人のことを「○○小町」と表現するようにね。


まあ、そういうイメージだけが先行して、具体的にどんな美人かは全く想像もつきません。

写真や映像も残っていない歴史上の人物だし。

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はい、今日の読書は『美人とは何か-美意識過剰スパイラル 』 著者:中村うさぎ (文芸社 集英社文庫)


中村氏のことは、買物依存症をカミングアウトした 『ショッピングの女王』 を始めとする

一連の買物ネタエッセイが愉快で読み始めたのですが、その壮絶な買物ぶりから

ホストのH君への入れ込みにシフトチェンジ、その果てに行き着いたのが美容整形・・・

現在でもタカナシクリニックで 絶賛整形中(メンテナンス含む)


目的は「美人になりたい!」「他人から顔の事であれこれ言われたくない」だとか・・

中村氏が整形を決意したのは、生まれつきの「自分の顔が嫌い」で、DNAの呪縛から

解き離れて自由になるため?自分で自分の顔が好きになりたかった、

そうすれば、自分で自分の顔に責任を持てるから、だそうですが・・・


もちろん、整形の結果には満足しておられるようですが、その結果分かったことも・・・?



この本の特徴は、単純な美醜論ではなく、心の領域まで踏み込んで考察してあることかしら?

もちろん学者先生ではないので、難しい論文調ではなくユニークに「美」を論じたエッセイになっています。


この作品は、当初は文芸社のオンラインで連載されました。

その間に来た 読者(閲覧者)からのメールも随所に紹介 されていますが

これもなかなか興味深く読めますよ。


認識の違いによる美人・ブスの定義のずれ・美人のタイプによるチャート表、

バービー人形とリカちゃん人形の違いなど鋭いし、「色気」についての考察も・・・

第三章の「ブスを救え!」もなかなかのものでした。



この本、実は「ブス論」でもあるのね。




なお、付録で、ブレイク前のマツコ・デラックスが登場します。


「ブス神光臨!」と銘打ってw マツコとドラァグクィーン・エスムラルダ嬢との鼎談が収録。

この中で、マツコは堂々とこう語っていますよ。 


「あたし今、ほんと綺麗。ビヨンセみたいじゃない?」


・・・・・・・・・・・


さて、良識ある人ww のたしなみww として

顔の美醜については、余りあれこれと大きな声では話してはいけないような

雰囲気って、確かにあるのだけれど・・・


身も蓋も無く、よくもまあココまでストレートに語れたものだと 呆れた

驚嘆させてくれた一冊でしたね。


中村氏は、ごく最近ではアニメのコスプレ姿を御披露してくださったりも・・・


こうした 暴走  挑戦に対して、 呆れ果てて  ハラハラしながらも

応援したい気持ちも(少しだけ)あるのですよ。


あなたはどう思われるかしら? 好き嫌いは別にして、気にはならない?


さてと・・・今日はこれでおしまい。

また明日ね。

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posted by cat-of-many-tales at 00:00| Comment(0) | 日本のエッセイ&ノンフィクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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