2013年03月15日

「 靴の日 」に読む 『 赤 い 靴 』 by アンデルセン


こんにちは、わざわざ来て下さってありがとう。


3月15日は「靴の日」・・・・

はいはい、少々ベタではありますが アンデルセンです。



はい、今日の読書は 『 赤い靴 』

著者は ハンス・クリスチャン・アンデルセン(1805〜1875)



アンデルセンについては今さら説明の要も無いほど有名な童話作家

2005年が生誕200年で、各メディアに取り上げられ特集番組が作ら

れたんじゃなかったけ?  あなたも御覧になったかしら?



貧しい靴直し職人の父と、年上の姉さん女房の間に産まれたアンデルセンの

子ども時代は、貧しいながらも幸せだったみたいね。



お父さんは、よく『アラビアン・ナイト』のお話をしてくれたし、

婚外子に産まれて苦労したお母さんはとても信仰にあつい人。

ちなみに、『 マッチ売りの少女 』 は このお母さんの少女時代の境遇

を元にして書かれたとか・・・



さて、アンデルセンの生涯の大きなキーワードになるのが・・・・



「 失 恋 」・・・・要は、ふられてばかりの「 非モテ 」男子。



生涯、家庭を持たず独身を通してしまいました。

「デンマークのオランウータン」というあだ名をつけられる程

容姿がパッとしないからだったそうですが、むしろ性格的に社交的ではなく

洗練されていなかったからというのが正しいのかも?



しかし、失恋の度ごとに 後世に残る作品 が残されたのは事実ですね



あなたもよく御存知の 『 人 魚 姫 』 ・・・・・


当時恋した 身分違いの 貴族の令嬢へのかなわぬ恋が結実した作品でした。



で、 『 赤 い 靴 』 なんですが・・・


この作品、アンデルセン童話の中では異色の地位にあるような?

赤い靴.jpg


実は 私が小学生時代に読んで 一番不思議に思った作品がコレ。



だって、怖くないですか?

一 度 は い た ら 決 し て 脱 げ ず、死 ぬ ま で 踊 り 続 け な け れ ば な ら な い 靴

まるでホラー小説のアイテムみたい。


そもそも、そんな目に合うほど主人公のカーレンは悪いことをしたの?


夕食の席で、何気なく両親に聞いてみたことがあるの。



「 教会に 赤 い 靴 をはいて行くことが、そんなに悪いことなの? 」



そうしたら、両親の答えは・・・・・



「お葬式に黒い靴をはくのと同じこと。

お葬式に赤い靴をはいてはダメだからね」


「おばあさんが、黒い靴をはきなさい、と教えたのに

この女の子は自分の好きな赤い靴をはいて行った。

言う事をきかない悪い子だから罰を受けたの」


「だから、言う事をきく、良い子でいなさいってことなの」


つまり、うちの親は 単なる 教訓話 にすり替え たってことよ。



・・・・・悪イ子ダカラ罰ヲ受ケマシタ。

     ソシテ赤イ靴ニ呪ワレテ

     死ヌマデ踊リ続ケナケレバナリマセンデシタ・・・・・



子ども心にも釈然としない思いが残ったのをよく覚えています。



この赤い靴の呪縛から逃げるためには、首切り役人の斧で足を切って

もらうしかなかった。



オトナになった今では

この「赤い靴」は何らかの 欲 望 の 象 徴 なのだろうと解釈しているけど・・・


で、その欲望を切り落として 初めて祝福され 安らかに天に召される



あっ、異論は認めます。



それとも、アンデルセン自身が求めてどうしても得られなかったものを

象徴していたのかな。



愛する女性と幸福な家庭を築くこととか・・・



でも、アンデルセンは たった一人の女性には愛されなかったけれど

国中の人・世界中の子どもたちには愛された人だった。


小さな幸せ は手に入れられなかった代わりに、 大きな名誉 が得られた人。



どちらが幸福なのは私には判断がつかないし、名誉も関係ないもん。


象徴としての「赤い靴」を求めたことも あったのかなぁ・・・・



ところで、ねえ、あなたはそういう意味の「赤い靴」を欲しい人?

それとも・・・・・・


ああ、なんだかイヤな気分になったかな? ・・・ごめんなさい。


今日はこの辺でおわりましょう。

また明日ね。

posted by cat-of-many-tales at 00:00| Comment(0) | 海外の小説・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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